トラックを毎日乗っている運転手さんはエアコンフィルターってご存知でしょうか?
乗用車を整備されている方は車検時にエアコンフィルターを交換する機会があるかと思います。しかしトラック業界ではエアコンフィルターを交換すると言うよりも、ブロアケースのネット部分を清掃するだけの意識しかないかと思います。しかし近年のトラックにも乗用車同様のエアコンフィルターを搭載する車両が出てきています。これからトラックにも多く採用されるであろうエアコンフィルターの交換需要を考えたいと思います。
エアコンフィルターを放置したら?
基本的にはエアコンフィルターを交換しなくても車は元気に走ると思います。では何に悪影響をもたらすのか。それは風量の減少、悪臭の原因、人体への悪影響が上げられると思います。
なぜ風量が減少?
エアコンフィルターと言う物は、エアコンの吹き出し口の根本、ブロアケース付近に装着しているフィルターです。特にトラックでの使用の場合、悪路(雪道、砂地)での走行でゴミや砂、雪道でよく使われる融雪剤などで細かい粒子が詰まる事が多くあります。そんなゴミや粒子がフィルターを詰まらせ、風を通さなくする原因をなります。風を通さなくなればどうしますか?きっと風量をどんどんあげますよね。そうするとエアコンの風を送るブロアモーターが酷使され、ブロアモーターの早期故障の原因となります。エアコンフィルターの交換を怠る事で、ブロアモーターを交換する費用を負担しなければならない状況になってしまいますので、エアコンフィルターは適切に交換する事が望ましいと言えます!
なぜ悪臭に?
悪臭の原因それは「カビ」です。エアコンフィルターに詰まったゴミなどが湿気や水分などでカビを増殖させ悪臭の元になっています。よくカビ臭は芳香剤などで誤魔化していますが、それが返って悪臭になる原因です。匂いは元から断つが原則ですね。付いてしまったカビ臭は清掃では落とし切れないので、エアコンフィルターを交換する事で解消する事になります。
なぜ人体に悪影響が?
アレルギー体質の方ならお分かりかと思いますが、カビアレルギーというアレルギーがあります。カビアレルギーは呼吸によって体内に入ってきたカビを、体の免疫細胞が敵だと認識してくしゃみや咳、鼻水などの症状を引き起こす病気です。エアコンをつけて体調が崩れるなら、カビアレルギーの可能性が十分あります。真夏、真冬はエアコンを使用する事により、車内の換気をすることが少なくなります。そういった時期にカビが付いた状態でエアコンを使用すると、エアコンフィルターで増殖されたカビが、送風によってどんどん空気中に増えるため、人体に悪影響を及ぼす可能性が多く出てきます。そうならない為にもエアコンフィルターは綺麗な状態で使うべき部品となります。
エアコンフィルターの交換時期は?
エアコンフィルターの交換時期は一般的に1年と言われています。しかしトラックの場合、使用環境に大きく左右されます。まずは悪臭がしてきたら交換してください。定期的に交換するのであれば1年間ですね。車検時期とちょうど重なりますので車検時の定期交換をおすすめします。エアコンフィルターは優良品でお求めやすく販売していますので、是非下記の「Truck parts Market」よりお気軽にお問い合わせください。